鳥取旅行記②~米子編~

旅行

8/2(火)。今日は鳥取旅行2日目。米子に行ってきました。

境港→米子

朝7時発の境線に乗って米子へ。昨日はオーディオブックを聴いていたので気づかなかったのですが、電車内のアナウンスはアニメ版ゲゲゲの鬼太郎の声優の方が担当されていました。今は第6期ということで鬼太郎役は沢城みゆきさん(この方は本当に何でもやりますね・・・)、目玉のおやじ役は野沢雅子さん、ねこ娘は庄司宇芽香さんとのことですが、私が最後に見ていたのは第3期シリーズなのですっかりキャストが入れ替わっていますね・・・。

電車は約50分ほどで米子に到着。米子駅に到着するとまず目を引くのはとても大きな電車のオブジェ。画像だと伝わりにくいかもしれませんが、このオブジェはかなりの高さがあります。どうやら山陰鉄道発祥の地のモニュメントとして設置されたとのことです。山陰鉄道は1902年(明治35年)に境港~米子~御来屋間で開通されたとのことです。

なお、現在の米子駅は2023年7月29日に開業した第三代目の駅舎とのこと。駅内商業施設と併せてがいなロードという南北横断用の通路が整備されています。がいなロードは米子駅を南北にわたり貫いており、駅舎構内を自転車を押して横断することができるというちょっと珍しい通路です。

写真からお読み取りできるかもしれませんが、実はこの日は雨。本当はここからバスで大山へ行こうと思っていたのですが、雨だとあまり楽しめないかな、と思い今日は米子をゆっくり回ることにしました。

米子城跡と湊山公園

まずは米子城跡。米子城は絶景の城として有名で以前から是非行ってみたいと思っていました。

米子城の建立は1591年に吉川広家が着手し、関ヶ原の戦い後に広家が岩国に転封されたのちに領主となった中村一忠が1602年に完成させたと言われています。当時の米子城は五重の天守閣と四重の副天守閣を持ち、「山陰随一の名城」と言われていたとのことですが、明治維新後に天守閣等の建物は取り壊されてしまったそうです。ですが、石垣等の土台は当時の状態のままであり、天守閣の位置から米子市全体、大山、日本海が一望できることから撮影スポットとしても人気が高いとのことです。

ですが残念ながらこの日は雨。入口では霧雨程度だったのですが、天守閣に登ったころには雨脚が強くなり米子市をゆっくり眺める余裕もなくバタバタと下城することに。もう少し天気がいい時に行ければよかったと思うと残念です。途中で写真撮ったのですが、雨で見通しも悪くていい写真が撮れなかったです。

その後湊山公園まで下っていったのですが、雨で足元が悪くてゆっくり見て回れる感じではありませんでした。公園は広くて園内に様々なオブジェが設置されていて面白そうだったのですが、全身ずぶ濡れで過ぎ去るのだけで精一杯でした。

加茂川沿い

次に江戸時代からの古い町並みが残っていると言われている加茂川沿いを散策。米子港から市街地に入るルートからスタート。連日の雨で川の水位はかなり上がっているような印象を受けました。

加茂川の入口近くには国指定重要文化財である後藤家住宅があります。江戸時代中期に建築されたと言われており、母屋と二つの蔵で構成されています。画角を広角にしないと建物全体が収まりきれないぐらい大きな建物で、当時海運業で栄えた後藤家の繁栄を今でも感じることができます。

加茂川を市街地へ向けて上っていくと至る所で河童のオブジェが鎮座しています。これは江戸時代に加茂川に河童が住んでいたという伝説がもとになっているとのことです。水木しげる作の河童の三平像もあります。

加茂川沿いを歩いたところで昼食の時パーセ間に。昨日は海鮮尽くしだったので今日はそばに。鬼おろしがたっぷり入ったこしが強いそばがうだるような暑い夏に涼を運んできます。半日雨の中を歩きっぱなしだったのでまさにこれぞ及時雨、という感じです。及時雨だと雨なのでダメな気もしますがここで一息付けたことで元気が80%ぐらい取り戻せたと思います。

加茂神社とお寺巡り

昼食をいただいた蕎麦屋の近くには加茂神社天満宮があります。米子鎮守の神として歴代の米子城主に厚く信仰された神社です。戦国時代に野田翁次郎という88歳の老人が子供ができず加茂神社に祈念したところ子供を授かり、そのことが「八十八に因んで米子」とのことで評判を呼び、それがそのまま米子の地名の由来になったという話があります。

その後加茂川を西から東にわたり、寺町通りへ。この通りには9つの寺が並ぶという珍しいスポットで、武家と商人の町にふさわしく曹洞宗と日蓮宗が多めです。当日はお盆期間中ということもあり生花を持って参拝される方が多かったです。

米子市美術館

外は雨続きなのでどこか屋内でゆっくりできる場所はないかということで米子市美術館へ。今年は戦後80年ということで日本中の美術館・博物館で戦争関連の展示が行われていますが、米子市美術館でも「戦後80年 未来へ伝える昭和の戦争」という企画展が開催されていました。米子に関連する戦争関連の写真や実物の展示と戦争を描いた絵画の展示を中心に構成されており、戦争の非日常性とそれが今日でも世界の至る所で続いているということについて考えさせられました。

この後米子市内を歩いて散策し、夕方になったので当初行こうと思っていた料理屋へ行ったところ営業していなかった為急遽予定を変更して居酒屋へ。幸いなことにあまりおなかもすいていなかったので、地の物をかるく摘まむ程度にしました。ホタルイカの燻製とカニみそが絶品でした。

夕食を終えて今回の旅の本拠地である境港へ戻りました。今回乗ったJR境線はねこ娘列車とねずみ男列車でした。あと鬼太郎列車と目玉おやじ列車に乗ると鬼太郎ラッピング列車をすべてコンプリートできるのですが運よく乗れることはできるでしょうか・・・。

最後に

今日は天候に恵まれなかったり、当初予定からイレギュラーもあったりしましたが、旅というのはこういうものです。明日は鳥取市です。本旅行のメインイベントである鳥取砂丘や砂の美術館等見どころ満載。とても楽しみです。

以上

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