8/14(木)。今日は鳥取旅行4日目。美保神社編です。ちょこっと夜の境港もあります。
美保神社
今日はちょっと遅めに8時36分に美保関コミュニティバス境港線で境港から宇井渡船場まで行き、宇井渡船場から美保関線に乗り換えて美保神社入口で下車。今日のメインイベントである美保神社へ向かいます。

美保神社は出雲大社で祭られている大国主神(おおくにぬしのかみ)の奥さんで五穀豊穣・夫婦和合・安産・子孫繁栄・歌舞音曲(音楽)の守護神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)と大国主神の子供で海上安全・大漁満足・商売繁盛・学業・歌舞音曲(音楽)の守護神である事代主神(ことしろぬしのかみ)ことえびす様を祭っています。大国主神と事代主神が親子であることから出雲大社と美保神社をお参りすることを「両参り」といい、特に縁結びや復縁のご利益がアップするということで江戸時代から「えびす・だいこく両参り」が盛んにおこなわれていたそうです。また美保という地名は三穂津姫命に縁があるそうです。


美保神社では三穂津姫命と事代主神を祭っていることから本殿が二つあり、向かって右側の「左殿(大御前、おおごぜん)」で三穂津姫命、向かって左側の「右殿(二御前、にのごぜん)」で事代主神を祭っています。本殿と拝殿の雰囲気は出雲大社に近く、周囲を歩いているととても厳粛な気分になります。


美保関灯台
美保神社の二ノ鳥居の横から青石畳通りの古い町並みを探索。とても風情のある小径で、風にあおられる風鈴の音が心地よく響いていました。

青石畳通りを抜けて港に出てから海沿いの道を歩いて美保関灯台へ。徒歩30分なら余裕かな、と思っていましたが思いのほか日差しが強くて全身汗でびっしょり。途中でめげそうになりましたが、海沿いの澄んだ空と海を眺めたり、恵美須社で休んだりしながら目的地へ向かいました。あと道すがらうっすらですが大山を見ることもできました。



歩くこと30分、ついに美保関灯台が顔をのぞかせます。灯台まであと少し。

美保関灯台は島根半島東端の地蔵崎の先端にある灯台で、1898年(明治31年)11月8日に初点灯された山陰最古の石造灯台です。

島根県最東端からの眺めは素晴らしく、吸い込まれそうな青い空と蒼い海。天気がいい時には隠岐諸島まで見ることができるそうです。

当初の予定では美保関灯台に併設されている灯台ビュッフェで昼食をいただこうと思っていたのですが、なんとこの日は定休日(木曜定休)。大変残念。
結局昼食をとるために美保神社まで戻ることにしました。復路は海沿いではなく遊歩道を通ることにします。遊歩道の入口は地蔵崎の駐車場横にあります。看板がないとちょっとわかりにくいかもしれません。

遊歩道→美保神社
遊歩道は木々が生い茂っている道を抜けていくので日差しが強かった海沿いの道より歩きやすいのですが、標高210メートルの馬着山を目指して登るのでそれなりに傾斜がある道を歩くことになるのでなかなかハードです。

途中の東屋で一休み。地蔵埼駐車場の自販機で飲み物を多めに買っておいてよかったです。あと熱中症対策で塩キャンディーも持参していました。夏のハイキングには様々な準備が必要ですね。

休憩を挟んで再び遊歩道の踏破を開始。道の途中の風景を楽しみながら馬着山の頂上を目指します。

そしてついに馬着山。どんなにつらい道のりもゴールがあると報われた気持ちになります。

ですが遊歩道はまだあと半分。ここから下りが増えてくるのですが、山は下りているときが一番怖いです。足を滑らせて山肌を伝って真っ逆さま、ということもあるので。今回の遊歩道も下りているときに何度か足を滑らせそうになったので、その度に山道の恐ろしさを感じました。特に下記の写真の場所は曲がり角になっているのですが、ちょっと下向きに下っていて、うまく曲がり切れないと下まで落ちてしまいます。ここが一番歩いていて怖かったです。

そんな遊歩道をおっかなびっくり進んだ結果、ようやく美保神社の横に出てくることができました。

行きは海沿いを歩いて約30分、帰りは遊歩道を歩いて約1時間とほぼ倍かかりました。こんなことなら帰りも海沿いを歩けばよかったなぁ、とも思いましたが、すべてが都合よく行くことはない、というのも旅の醍醐味です。そして美保神社近くにはあまりお昼を食べられそうな場所がなかったので、結局境港まで戻って港沿いのレストランでサーモン丼を食べました。これがなかなかのボリュームでこれが今日この日の最後の食事になりました。

夜の水木しげるロード
昼食後いったん宿泊先のホテルに戻ってお風呂に入って軽く昼寝をしたと思ったら夕方7時になっていたので、夜の水木しげるロード散策へ。夜の水木しげるロードは昼間と違い様々な仕掛けがあります。
1.電球に妖怪が・・・
昼は気づかなかったのですが、夜になると電球に様々な妖怪が描かれていたことがわかります。



2.地面にも妖怪が・・・
道を歩いていると地面に妖怪が映し出されます。一定時間経つと消えて、また現れるのでタイミングが重要です。



3.光の演出
特定の場所で手を叩くとブロンズ像に照射されているライトの色が変わり、夜の妖怪たちのオドロオドロシサが増します。

最後に
夜の妖怪たちの生態鑑賞を楽しんだところで今日は終了です。明日は休暇最終日。残念ながら戻らなければなりません。明日は午前中に魚市場で海鮮食べてお土産を物色しようと思います。
以上
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